最近また小沢健二の楽曲をよく聴いているが、中でも94年発売の2ndアルバム「LIFE」は紛うことなき名盤だと思う。
古臭さなど微塵もなく、いつまでも色褪せず輝いていくんだろうなと思わせてくれる楽曲の数々。いつ聴いても幸福感が止めどなく溢れてくる。
一枚のアルバムとしての圧倒的な存在感にも心惹かれる。
このアルバムで多く歌われている“続くこと”は、同時にどんなものにも終わりが訪れることの“儚さ”も如実に映し出していると思う。楽しさと寂しさが入り混じる中で、今が続くことの素晴らしさを高らかに歌い上げるのが「LIFE」だ。
眩しいくらいに、煌々とした輝きを放つ至高の一枚。
改めて、小沢健二、凄い人だと思う。
「LIFE」は10年後も20年後も変わらず聴いている自信がある。