約束のカタコンベ

生活の記録

井口裕香 Fan Meeting Tour 2017“Love”@神奈川・ランドマークホール公演【レポート】

井口裕香さんのファンミーティングツアー"Love"の初日、神奈川公演に参加してきた。

 

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会場はランドマークホール。

※以下、セットリストなどイベント内容のネタバレを含みます。2017年11月27日現在ツアー開催期間中のためご留意ください。

 

イベント概要は以下の通り。 

 

井口裕香 Fan Meeting Tour 2017“Love”

2017年11月26日(日)ランドマークホール(神奈川) OPEN 17:00/START 17:30
2017年12月23日(土)岐阜 club G(岐阜) OPEN 15:30/START 16:00
2017年12月24日(日)Live House浜松 窓枠(静岡)OPEN 17:30/START 18:00
2018年1月6日(土)日本橋三井ホール(東京)OPEN 16:00/START 17:00
2018年1月14日(日)新潟県民会館 小ホール(新潟) OPEN 17:00/START 17:30
2018年1月21日(日)ジーベックホール(神戸) OPEN 17:00/START 17:30
2018年2月11日(日)高松 festhalle(香川) OPEN 17:00/START 17:30
2018年2月17日(土)品川 THE GRAND HALL(東京) OPEN 16:30/START 17:00

●チケット料金:指定5,940円(税込)
※岐阜・静岡・日本橋・香川公演はドリンク代別途¥500必要
※未就学児入場不可

http://whv-amusic.com/iguchiyuka/news/index01760000.html

 

11月15日にリリースした1stミニアルバム『Love』を引っ提げて敢行される自身初のファンミーティングツアー。全7ヶ所8公演。

本記事では、その初日となる神奈川・ランドマークホール公演の模様をレポートする。

 

開演直前、ゆかちによる影ナレが。撮影・録音禁止などの諸注意もゆかちから。ファンミーティングならではの遊び心を感じさせた。

開演し「キミとボク」のイントロが鳴ると同時に、ゆかちがひょいと登場。『Love』の1曲目を軽やかに歌い上げていた。

「先日発売したミニアルバム『Love』は聴いてくれましたか!?」と問いかけつつ、「その『Love』に収録されている曲を続けて3曲歌いたいと思います」と前置き。

「めっちゃ好っきやもん」の関西弁で捲くし立てるところが良い。「さらば29」のラップ部分とか、ラストサビ前の≪バイバイッ≫が可愛すぎる。

「奇跡」の歌唱ではゆかちが中盤あたりから涙をこらえ始めて・・・というか泣きながら歌っていた。

歌唱後、「えー、早くもエンディングの雰囲気になってきましたが・・・(笑)」と振り返る。そのうちに、ステージ後ろでは次のトークパートのセッティングが始まっていたが、『井口裕香のむ~~~ん ⊂( ^ω^)⊃』構成作家でお馴染み長濱さんも準備を手伝っていた。すると、

「・・・長濱さん、メイク直してきてもいいですか?」とゆかちがステージ袖にはけて、長濱さんがしばらく繋ぐという展開に。会場の「歌って~!」コールに「歌わない!歌わない!」と返す長濱さん。「む~~~んを聴いている人ってどれくらいいますか?」という質問を投げかけて、ほぼ全員手が挙がっていたのは流石だった。

お化粧を整えたゆかちが戻ってきてトークパートスタート。スタッフが用意してくれたというガチャガチャにコインを入れて回し、出てきたカプセルの中のお題が書かれた紙をもとにトーク。

 

1. 「奇跡」について

「この流れで"奇跡"の話かぁ~(笑)」とタイムリーな感じになっていた。

歌っているうちにあまりにも歌詞の内容が素晴らしくて感極まってしまったとのこと。

シンガーソングライターの野田愛実さんは、本当に女の子の繊細な気持ちを上手く表現した曲を作ってくれると語っていた。

 

次のガチャを引きつつ、

「・・・あの、みんな起きてる?(笑)今日暴れに来た人には申し訳ないけど、このトークパート長めにとってるから(笑)」

「黒ひげ危機一髪とかやった方が盛り上がるかな!(笑)」

この手探り感もファンミーティングならでは。

 

2. "声優"について

「自分の話をすると長くなっちゃうから、私の好きな声優さんの話をします!」と前置きし、自身が声優になるきっかけの一人と言っても過言ではないとある人物の話題へ。

小学生の頃から声優という職業に憧れを抱いていたと触れつつ、当時の声優雑誌に掲載されていたその人物のグラビア?に衝撃を受けたとのこと。

なお、現場で一緒に仕事をしたことはあるそうだが、「これは井口裕香ちゃんの良いところでもあり悪いところでもあるんだけど・・・」と、好きだった人になかなかその熱い想いを伝えられないらしい。そして家に帰ってから枕に顔を埋めるという・・・!

件の人物の名は何があっても伏せると話していた。

 

3. 「キミとボク」について

「渡辺翔さんが作曲してくれて、私が作詞して、とっても可愛らしい曲になりました」と一言で済ませ、なぜか強引にこの話題を切り上げようとするゆかちに「え~~~!」と会場の声が響いたので、話は作詞のことに。

1番の歌詞を書き終わるとそれで満足してしまうらしく、2番まで言葉を絞り出すのは結構大変で、改めて作詞の難しさを実感したという。

≪キミが キミで キミなんだよ!≫の部分には、キミはキミのままで良いし、私もそんなキミのことが好きなんだというメッセージを込めたそうだが、よくよく聴くと自分でもどういう意味か分からないと振り返る。"キミのことが大好きなんだよ"みたいな歌詞も考えたが、直球になってしまうのでこういう形にしたらしい。なので、今後の公演では≪キミが キミで キミなんだよ!≫を若干アレンジするかもしれないが、そのときは歌詞を間違ったのではなく、こういう背景があるのだと知っておいてほしいのだとか。

 

4. "アイドル"について

 ・・・満を持して、"まっすー"*1の話へ。

高校生のときはクラスでもアイドルが流行っていたそうだが、姉の影響でバックストリート・ボーイズとかそういう海外のアーティストを意識していたので、特に日本のアイドルに興味がなかったという。しかし、ふと目にした『HEY!HEY!HEY! MUSIC CHAMP』*2にNEWSが出演していて、そこで後ろの席でなかなかトークに入れないでいるまっすーを観て一気にハマってしまったのだとか。

ちなみに、ゆかちがその放送を観る数ヶ月くらい前、すなわちまっすーの虜になる前に、最寄り駅で電車を降りる際にまっすーと肩がぶつかったというエピソードも飛び出した。だから、人生いつ何が起きるか分からないし、運命の人とどこで巡り合えるか分からないんだよ・・・!と熱弁していた。

 

続いて、事前にTwitterハッシュタグ#Loveyukachi_yokohamaで募集していた会場アンケート企画。一部抜粋。

 

①あなたのLoveなこと、Loveなもの

・『ヤマノススメ』のイベントで当てた阿澄さんのエプロン

「やっぱり、ニオイ嗅ぎますよね・・・!!!」

・ポニーテール姿の井口裕香ちゃんが歌う「ポニーテール」

「まあ今日はポニーテール歌わないんですけどね!」


②井口裕香のLoveなところ

・"キミ"という言葉を使ってくれるところ

アンケート読まれた方を指差すゆかち。

 

③ゆかちに教えたい『横浜』のLoveなスポットや名物

・横浜中華街にある揚州麺房(ヨウシュウメンボウ)

最近はニンニク抜き餃子を作るのにハマっているのだとか。

・横浜ランドマークタワー

 

「ランドマークタワーってどこ?・・・あっ、ここがランドマークタワー!?」と今まさにいるランドマークタワーの位置を知らなかったゆかちが面白かった。

 

トークパートが終わると、おもむろにイスとマイクスタンド、そしてギターがセッティングされ始める。初の弾き語り披露のコーナーに突入。『Love』ディスク版のボーナストラックとして収録されている「キミのチカラ」弾き語りバージョンを初めて人前でパフォーマンスした。このときゆかちが相当緊張していたのはみんなにも伝わっていたことだろう。途中コードチェンジが怪しい感じになったのも含めて、ゆかちらしい(?)ギター演奏と歌だったと思う。ギタリストへの道(仮)だからね。

ゆかち曰く、これはファンミ最終日の品川公演で"完成"する予定らしい。

「拙い演奏ではありましたが、聴いていただきありがとうございました・・・!」

 

続いて、2012年に開催したむ~~~んでのお披露目イベントなど、デビュー当時を振り返りながら、アーティストデビューして最初の曲である「Shining Star-☆-LOVE Letter」を歌唱した。

今回、ゆかちが身に着けていた『Love』Tシャツの色が白だったが、始まりの白という風に特別な意味を込めていたという。公演会場によって、このTシャツの色を変化させていきたいのだとか。

また、これまでリリースしたシングルが8枚、そしてファンミツアーがちょうど8公演あるということで、デビューから今に至るまで1曲ずつ歌えたら・・・と話していた。つまり、これでいくと次の岐阜公演で聴ける曲は・・・!

 

「寒い季節になってきましたが、ここで懐かしい夏の曲をやりたいと思います」と、1stフルアルバム『Hafa Adai』収録曲の「Open Sesame!」を披露した。会場の熱気も相まって、一気に夏の気分に。

『RE-ILLUSION』アニメ盤のc/w曲「JOURNEY」は、どこまでも澄んだ青空のような曲で爽やかで、テンションも上がった。

「ワン・オブ・ワンダーランド」では全員"ゆかちの犬"と化すという恐ろしい(?)事態に。待望のタオル曲ということで、ほとんどの人が今回のファンミーティンググッズのタオルを振り回した。コール&レスポンスの練習の一体感は凄まじく、曲本編では練習していないところでも難なく"吠える"という順応力。流石である。ちなみに、CDに収録されているのはゆかちが飼っているサスケくんの鳴き声。家に帰ったら是非聴いてみてほしいとのこと。

 

終盤は『Love』収録曲で。まずは高橋美佳子さん作詞曲による「陽だまりのように」。
そして「アップテンポで疾走感があるけど、寂しさも感じさせる曲」と本人も称する「Bye Bicycle」と続いた。アルバム同様、ラストを飾るに相応しい一曲。楽しかったファンミーティングの時間が走馬灯のように浮かびます。

「"キミ"がいつでも帰ってこれる場所でありますように。陽だまりのような存在でいれたらと思います。またみんなと一緒に思い出を作っていけたら嬉しいです」と最後に挨拶をして終演。アンコールはなし。終演時もゆかちの影ナレが展開された。

 

本人含め、初のファンミーティングに誰もがドキドキしながら臨んだと思うが、無事に開幕できたことは嬉しい。

みんなゆかちのことが好きなのは勿論のこと、何よりゆかちもみんなのことが好きなんだなと改めて感じさせてくれる、そんな素敵な時間だった。演者とファンという垣根を越えて、友人のような関係でいれたら・・・なんてゆかちも話していたが、距離感としては絶妙だった。

陽だまりのように、そしてどこまでも井口裕香らしく今後のファンミーティングを駆け抜けてほしいなあ。次は静岡公演にいぐいぐ。

 

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横浜限定Love缶バッジ。

「ここには実は…小籠包が……詰まっているんだよぉ…………ハムハムハム………ハムハムハム……………詰まってないよ!(笑)バイバ~イ!!」*3を思い出した。

 

 

 

 

 

2017年11月26日(日)
井口裕香 Fan Meeting Tour 2017“Love”@神奈川・ランドマークホール公演 セットリスト
01. キミとボク
02. めっちゃ好っきやもん
03. さらば29
04. 奇跡
05. キミのチカラ(ワンコーラス弾き語り)
06. Shining Star-☆-LOVE Letter
07. Open Sesame!
08. JOURNEY
09. ワン・オブ・ワンダーランド
10. 陽だまりのように
11. Bye Bicycle

 

*1:ご存知、NEWSのメンバーの増田貴久さん。二人組ユニット・テゴマスのメンバーでもある。

*2:フジテレビにて人気を博した音楽バラエティ番組。1994年~2012年放送。

*3:詳しくは、7thシングル「Lostorage」アーティスト盤付属DVDに収録のメイキング映像を参照。