19日土曜の夜は東京アンテナコンテナの舞台『サスライ7 パート3 -転 シンジツ-』を観劇してきた。会場は中野ザ・ポケット。
アンコンさんの舞台を観るのは今年5月の公演『人間なんてラララのラ』以来だったが、今回も沢山声を上げて笑わせていただいた。
ヒーローショーのスーツアクターになりきり、全国各地で難事件を解決する秘密捜査官"サスライ7"シリーズの第3弾にあたる。東京アンテナコンテナの代表作。
今回は北海道のとある刑務所での慰問ステージを舞台に、"神のお仕置き"なる謎の噂を巡ってハチャメチャな展開に・・・!北海道の若者を始め、地元の演歌歌手から謎のくノ一まで、個性豊かな登場人物たちが織り成す物語はとにかく観ていて楽しかった。
全体的にコメディという前提なので肩の力を抜いて観れたが、その中でも伏線をさりげなく張って回収していたり、夢を追う若者の姿を描いていたりと、笑いの中でしっかりと一つの温かい物語を見せてくれるところが上手い。笑いっぱなしだったけど何か良い話観れたな、みたいな。そこがアンコンさんの舞台の醍醐味でもあると改めて思った。
みゆき役永島聖羅さんと勇次役角田慎弥さんによる劇中歌「このうた」にはグッときた(松山千春氏の「旅立ち」を歌うくだりは笑ってしまった)。
今回もイジリー岡田さんによるお遊びコーナーは健在で、下平ヒロシさんとの小気味よい掛け合いは最高だった。先日大麻所持で捕まってしまった某人物のことを「もう相棒再放送できないですからね」とイジったり、下平さんのマジ住所をバラそうとしたりとやりたい放題のイジリータイムが観れて安心した。
ここに剣持さんを加えた"慰問トリオ"のネタ見せも怒られるか怒られないかのギリギリのラインを攻めていて楽しかった。「前前前世」旬すぎる。
相沢舞さんが今回演じた謎のくノ一・半子はここぞとばかりに体を張っていて、"おいしいところを躊躇なく奪っていく"キャラクターがハマっていた。前回の舞台は確か癒し系キャラだったはずだがどうしてこんなことに・・・という打って変わった感じがとても良かった。白塗りメイクビビった。
個人的には終盤事件の犯人になりきって渾身の演技をするくだりが印象に残っている。あと頭に刺さった矢を抜き差ししてピンク・レディーの「UFO」に繋げるギャグとか(下平さんのツッコミもキレがあった)。改めて文章にしてみるとシュールだ。
最後のキャスト挨拶ではイジリーさんの伝家の宝刀・舌ベロベロが観れて嬉しかった。真ん中あたりの席だったがちゃんと舌の音が聴こえたので報告しておきたい。
とにかく演者の皆様が楽しそうに役を演じられていて、観客としても何だか幸せだった。週末に良い舞台をありがとうございました。
次回公演は来年5月とのことなので、また楽しみにしております。
サスライ7パート3 無事に千穐楽を迎えることが出来ました。
— 東京アンテナコンテナ (@antenacontena) 2016年11月21日
たくさんの皆さまのご来場ありがとうございました。#東京アンテナコンテナ #サスライ7 pic.twitter.com/hTm5bDtkXB
舞台「サスライ7 part.3-転-シンジツ」ご来場ありがとうございました😊
— 相沢舞 Mai Aizawa (@moririnmonson) 2016年11月20日
part.1 が 2013年なので、もう4年前ですか、、なんとなく3作品の役を並べてみる(笑
めぐみ→美咲→半子
今回の役が一番似合ってたらしいです(´-`).。oO そうなのか。 pic.twitter.com/cMxRZOVPUT
『サスライ7』次回作に半子が登場する可能性は果たして・・・?