約束のカタコンベ

生活の記録

龍が如く 極&龍が如く6先行体験版 感想・プレイレビュー

連夜コツコツとプレイしていたPS4『龍が如く 極』ですが、遂にエンディングを迎えることができました。

 

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…安心して下さい、名越監督・横山プロデューサーのサイン*1入ってますよ。

 

龍が如く 極

龍が如く 極

 

というわけで、今回はこの『龍が如く 極』のプレイを終えての感想を述べつつ、同梱の『龍が如く6(仮称)』の先行体験版についても触れていきたいと思います。

 (前作『龍が如く0 誓いの場所』については下記参照)

purukogidon.hatenablog.com

 

龍が如く 極 感想・プレイレビュー

ryu-ga-gotoku.com

ご存知の通り、今作は一番最初の龍が如くのシステム回りが最新の状態でプレイできる言わばリメイク作品となっている。

ストーリークリアまでは寄り道をしつつも40時間程度かかった。前作0と比較するとやっぱりボリューム不足ではあるかな?無印作品をベースにしているとはいえ、もう少しオリジナルにはないガッツリ遊べる要素を入れてほしかったところではある。

 

肝心のストーリーについては、これぞ龍が如くだと唸らせてくれるくらい面白い。やはり1作目ですよ。10年前、初めて龍が如くをプレイしたときのあの物語に惹き込まれる感覚を思い出した。あっこんなシーンあったな、と懐古しながら進めていくこともできたし。そして、オリジナルでは詳しく描かれていなかった、桐生の兄弟分である錦山が豹変していく過程についても、毎回章の始めに挿入される新規ムービーによって補完されていたので良かった。

ただ、キャストが一部変更されている点は気になったかな。もちろん10年という歳月を経ているので仕方ない部分もあるとは思うが…特にシンジと由美に関してはそのままの方がよかったかと。

 

そして、今作のメインの追加要素である「どこでも真島」システムについては、ストーリーとの整合性含め賛否はありそうだった。とりあえずこれはファンサービスな気がしたが、個人的には真島の兄さんのはっちゃけた姿を垣間見ることができて楽しかった。初見の人からすれば嶋野の狂犬の威厳とかそういうものはあまり感じられないかもしれないが。

 

なお、バトルスタイルの一つである「堂島の龍」を強化するためには、街中でエンカウントする真島をひたすら撃破しなければならないのだが、そのための戦闘がどうしても冗長になっていたのは残念。真島との因縁レベルがSランク以降になるともう兄さん体力ゲージ何本あるんだよ!とツッコミたくなる。

関連して、バトルについても今作はやはり単調になっていた気がしてならない。特に中ボス戦などで、敵の体力ゲージをある程度減らすとお見舞いすることができる極のヒートアクション。これを決める状態のときになぜか敵の体力がぐんぐんと回復していくので、ここで上手く立ち回れないと折角与えたダメージが・・・なんてことになる。このあたり、どうにかならなかったかなと思う。それを抜きにしても、今作は全体的に敵が硬いので、バトルの爽快感が薄れていたように感じた。

 

ポケットサーキットや昆虫女王メスキングなど、シリーズを象徴する寄り道部分については相変わらずのくだらなさ(!)で安心した。サブストーリーについてはいくつか追加はあるものの、基本的にはオリジナルからそのまま引っ張ってきた感じだった。ただ、やはり1作目だけあってサブストーリーは全体的に淡泊で印象に残る話は少なかった。毒にも薬にもならないような、おつかい系のサブストーリーが多くを占めていた気がした。それでもポケサー関連の話は良かった。

 

総評として、0のシステムで1が遊べるのは確かだが、完成度で言うと極は0よりも劣ってしまったと感じた。冒頭でも述べたように、ややボリューム不足は否めないが、1作目のストーリーを改めて振り返ることができたという意味ではやってよかった。0から続けてのプレイなので、錦山がああなってしまったのも胸が痛くなるな。

 

龍が如く6先行体験版 感想・プレイレビュー

www.youtube.com

ついでに、『龍が如く6』の先行体験版もプレイしたのでその感想を。

 

内容的には、新たなゲームエンジンによって生まれ変わった龍が如くがどんなものかを確認して終わりという感じ。一応ストーリーに沿ってプレイすることになるが、この体験版のためだけに作られたので製品版とは関係ない模様。ちなみに、1時間足らずでクリアした。これまでのシリーズとは一線を画した龍が如くの世界を味わえたので結構ワクワクした。

グラフィックの向上は勿論のこと、建物の中にシームレスで入ることができる点は確かな進化を感じた。6ではプレイ中ロードが一切入らない仕様になるとのことなので、もしかしたらタクシーがなくなるかも?

 

サブストーリー的なアレでコンビニに強盗が!というくだりがあって、いつも通り店の外で懲らしめるのかと思いきや、店の中で陳列棚を次々破壊しながら乱闘することになったので快感だった。龍が如くも6にしてコンビニの中で喧嘩できるようになったと思うと感慨深い。

終了後に店員から感謝の印として貰った体力回復のドリンク。ボタン長押しでグビグビと飲み干す桐生。新しい。

 

シリーズではお馴染み、スマイルバーガーも進化していて、本当にメニューを見ると美味しそうになっていたり、2階席ができていたりとちょっと感動した。今作では満腹度の概念があるらしく、空腹状態で飲食をすると能力パラメーター(或いは経験値?)が上昇するみたいだ。体験版ではこの能力強化の詳細な部分には触れられなかった。

 

それにしても、遥の成長っぷりには一番驚いたかもしれない。やけに可愛くなっていると思ったら、6ではもう20代に突入しちゃったんだよね。ヤバい!

*1:本作発売日の2016年1月21日、クラブセガ秋葉原新館前にて行われた発売記念サイン会にて。