UNISON SQUARE GARDENのライブツアー『MODE MOOD MODE』に参加してきた。
会場は横浜アリーナ。
※以下、セットリストを含めたネタバレがあります。ツアー開催期間中のためご留意ください。
今年1月に発売した7thアルバム『MODE MOOD MODE』を引っ提げた全国ツアーの横浜アリーナ公演。4月から敢行している全32公演唯一のアリーナ公演で、キャパシティとしてもトップクラスの規模。
1月の幕張公演同様、また大きな会場で彼らのライブを観たわけだが、良い曲を良い演奏で届けるというそのシンプルな姿勢は何も変わっていなくて恐れ入った。
横浜アリーナという大規模な会場であろうとも、特別なことは基本してなくて、ただ純粋に自分達の音楽を楽しんでいたのが伝わってきてとても良かった。幾多ものライブハウスで場数を踏んだ、このバンドの強みが垣間見えた気がした。
非の打ち所がないくらいに圧倒的な完成度を誇る『MODE MOOD MODE』のツアーということで、ライブ前から楽曲に対する安心感は揺るがなかったが、改めて生で聴くとCD以上に魅力が倍増する曲ばかりであった。
「シュガーソングとビターステップ」から「fake town baby」に繋げるところとか、「サンタクロースは渋滞中」をセットリストに組み込むセンスとか、色々とニヤリとさせてくれた。「オーケストラを観にいこう」は演出も相まって最早ロックンロールを超えた次元に到達してる!けどロック!というよくわからない表現をしたくなる程には極まっていたと思う。
前回の公演では聴けなかった「桜のあと (all quartets lead to the?)」も演奏してくれて嬉しかった。絶対盛り上がるユニゾンのライブの鉄板ナンバー。
そういえば、ライブ本編中に一切MCがなかったのも意外だった。それだけ自分たちの演奏に自信があるというバンドの矜持かもしれないな。
ちなみに、アンコールでのMCは、斉藤氏がヨコアリくんを買って他のバンドマンに自慢しようと思っていたら、横アリ近くのセブンイレブンで普通に売っていてショックを受けたという話。面白かった。
斉藤氏が「これだけの人を前に言うのは申し訳ないですけど、どの会場でもやる気は変わらないです」と宣言していた通り、きっとユニゾンはこれからも変わらず良い曲を作って、それを最大限に良い形で我々に届けてくれるだろう。
当たり前のように平常運転するから、このバンドは凄い。
2018年6月13日(水)18:30開演
UNISON SQUARE GARDEN TOUR 2018「MODE MOOD MODE」@横浜アリーナ
セットリスト
01.Own Civilization (nano-mile met)
02.フルカラープログラム
03.シュガーソングとビターステップ
04.fake town baby
05.mix juiceのいうとおり
06.デイライ協奏楽団
07.フィクションフリーククライシス
08.ガリレオのショーケース
09.MIDNIGHT JUNGLE
10.サンタクロースは渋滞中
11.静謐甘美秋暮抒情
12.クローバー
13.オーケストラを観にいこう
~セッション~
14.Dizzy Trickster
15.桜のあと (all quartets lead to the?)
~ドラムソロ~
16.Invisible Sensation
17.場違いハミングバード
18.君の瞳に恋してない
<encore>
19.春が来てぼくら
20.10% roll, 10% romance
21.Cheap Cheap Endroll
MODE MOOD MODE (初回限定盤A) [CD+Blu-ray]
- アーティスト: UNISON SQUARE GARDEN
- 出版社/メーカー: トイズファクトリー
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