読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

約束のカタコンベ

春一番よりもセンセーション

街の報せ / cero

ディスクレビュー 音楽

ceroのシングル『街の報せ』。CDリリースは3rdアルバム『Obscure Ride』以来約1年半ぶりとなる。

 

街の報せ

 表題曲「街の報せ」は演奏時間にして4分29秒の楽曲だが、まだまだ終わらないでほしいというくらい刹那のように時間が流れる。それでいて心地良い。元のビートからほんの少しずらして歌っているのも巧妙である。全体的な音質が良く、バンドのグルーヴも最高。ブラックミュージックへの深い造詣を覗かせるが、一概にこういうジャンルの音楽だ!と固定できないようなオリジナリティも感じさせる。

大停電の夜に」もそうだったが、ceroはこういう何気ない日常を引き立てる楽曲を作るところが本当に見事だと思う。見慣れたはずの街の景色をいつも以上に煌びやかに映し出してくれる音楽。そしてリスナーにそっと寄り添う一曲だ。MVに関しても、そのイメージを増幅させるに打ってつけだと思う。

メロウな雰囲気とサビのリフレインが印象的な「ロープウェー」、打ち込みが癖になる「よきせぬ」のカップリング2曲もGOOD。

これからもceroにはceroにしかできない音楽を作ってほしい。

 


cero / 街の報せ【OFFICIAL MUSIC VIDEO】