先週放送のめちゃイケ録画で観た。非常に良かった。
ナインティナイン・岡村隆史とキングコング・西野亮広の不仲騒動に決着をつける回。互いに"嫌っている人"と入れ替わることで何か見えてくるものがあるのではないかという趣旨。タイトルも大ヒット映画「君の名は。」にあやかって「君の心は。」としていた。
西野がニッポン放送でオールナイトニッポンのスタッフと話すくだりとか、岡村が西野になりきって梶原と漫才をするくだりとか、テレビ的な笑いどころは押さえつつも、まるで一つのドキュメンタリーを観終わったかのような満足感を与えてくれた。BGMの使い方、新海誠タッチのような街並みの映し方など、細部まで徹底して本家に寄せていたので気合が入っていた。
大吉先生がナインティナインとダウンタウンのあれこれに触れていたのも何かグッときた。やっぱりこの人、フジテレビが好きなのだろう。
ふざけすぎず、感動させすぎず、あくまでもバラエティとしての体裁の中で面白いものを見せようとする、めちゃイケスタッフの手腕が大いに光った回だったと思う。夏に話題となった山本復帰回もそうだったが、どこまでがガチでどこまでが仕込みか視聴者側から判断しづらい作りがいかにもめちゃイケらしかった。ラストにお約束の"笑う男"を出してきたのも最高。
やっぱり、この番組はこういう壮大な"ロケコント"を作るのが上手い。昔からパロディを得意とするめちゃイケがしっかりとパロディで良い仕事をしてくれたは単純に嬉しかった。
めちゃイケ、そしてフジテレビの醍醐味が詰まった1時間だった。またこうしてテレビでワクワクした気持ちにさせてほしい。