約束のカタコンベ

生活の記録

ミュージアム 感想「狂っている男」

先日TOHOシネマズで映画『ミュージアム』を観て来た。

 

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雨の日を狙って惨憺たる方法で殺人を繰り返す猟奇殺人鬼・カエル男と、その殺人鬼に妻と子供を狙われた刑事・沢村とのスリリングな攻防を描いている本作。

 

原作未読ではあったがなかなか楽しむことができた。まさにエンターテインメント。

最後まで緊張感を持たせ、なおかつ観ている人にずっと不安な気持ちを抱かせるかのような作りは流石だった。

ラストは原作とは異なるそうだが、あの結末を最悪と捉えるかどうかは観た人にもよるのではないだろうか。果たして本当に悪いのは誰なのか、みたいな。

 

極限まで追い込まれていく沢村役・小栗旬の熱演はさることながら、カエル男を演じた妻夫木聡のクレイジー過ぎる演技も最高だった。『オレンジデイズ』で培われた好青年っぷりがここにきて本領を発揮したと言うべきか。とにかく気色の悪い爽やかさで良かった。

 

とりあえず観終わった後、食欲がわかなくなった。しばらくハンバーガーは食べたくないかも。

 

ちなみに、WOWOWにて放送されたスピンオフ作品『ミュージアム -序章-』も以前拝見したが、こちらは白石晃士監督作ということで、また本家とは若干違うテイストで胸糞の悪いショッキングな内容となっていた。和製『SAW』という感じだった。女の子を痛めつけるシーンとか相変わらずキマっていた。