約束のカタコンベ

生活の記録

色々ディスクレビューするやつ【2016年9月29日】

恒例のディスクレビュー。ちょうど1か月ぶり。

 

一分一秒君と僕の / HoneyWorks meets スフィア

一分一秒君と僕の(初回生産限定盤)(DVD付)

一分一秒君と僕の(初回生産限定盤)(DVD付)

 

HoneyWorksとスフィアのコラボシングル。メロディーは親しみやすく、スフィア4人のボーカルもあざとくなく聴きやすい。

歌詞はタイアップ先に寄りすぎな気もするが、この青臭さも嫌いじゃない。

 

good morning / 藤原さくら

good morning

good morning

 

フジテレビ月9ドラマ『ラヴソング』での福山雅治との共演で一躍注目を集めたシンガーソングライター・藤原さくらの1stフルアルバム。

福山雅治作詞曲の月9主題歌「Soup」も良かったが、このアルバムも相当クオリティが高いのですぐに気に入った。特に"「かわいい」"が好き。

サウンドの絶妙なざらつき感にスモーキーボイスが相まって最後まで気持ち良く聴ける。キュートさもありつつ洗練された一枚。

 

光の破片 / 高橋優

光の破片<期間生産限定盤>(CD+DVD)

光の破片<期間生産限定盤>(CD+DVD)

 

先日最終回を迎えたTVアニメ「orange」OPテーマ。

高橋優としては荒々しさこそないが、人と人との繋がりを真正面から歌う、これまでとはまた違った境地の歌だと感じた。

c/w曲の「TOKYO DREAM」は彼らしく心の丈を打ち明けるかのような曲。高橋優×亀田誠治のコラボユニット・メガネツインズによる「視力検査」もタイトルからは想像もつかないカッコよさで好き。

初回盤DVDに収録のボリューミーなコンテンツも面白かった。

 

Vキシ / レキシ

Vキシ(CD+DVD)

Vキシ(CD+DVD)

 

レキシの5枚目のアルバム。今回も豪華な共演アーティストが揃っているし、ハイクオリティなメロディに言葉遊び満載の歌詞が光っている。

「古今 to 新古今」を初めて耳にしたときの歌いつ始まるんだよ!感は異常。

個人的にはハッピー八兵衛ことASIAN KUNG-FU GENERATION後藤正文が参加した「やぶさめの馬」がお気に入り。

「最後の将軍」はちょっぴり切ないがアルバムの締めの曲としては実に相応しい。

 

恋する図形 (cubic futurismo) / 上坂すみれ

恋する図形(cubic futurismo)【期間限定盤】

恋する図形(cubic futurismo)【期間限定盤】

 

前作「Inner Urge」があまりにも振り切りすぎていたので、今作もそういうコミカルなものになるのかと思いきや、意外と真面目にテクノポップをやっていた。このピコピコ感がなかなか癖になってくる。スマホの加工アプリなどを活用したMVも小洒落ている。

c/w曲の一つ「文豪でGO!」は圧倒的リフレインにやられる。

 

Toyful Basket / 三森すずこ 

Toyful Basket(BD付限定盤)

Toyful Basket(BD付限定盤)

 

"おもちゃ箱をひっくり返したかようなアルバム"がコンセプトの3rd AL。

YouTubeで先行公開されていた3曲はやはり音楽界のヒットメーカー達が作っただけあって、アルバム屈指のキラーチューンに仕上がっていると思う。特に前山田健一が手掛けた「FUTURE IS MINE」がアルバムコンセプトにバッチリハマっていて好き。

後半のリミックス4曲も結構イケるが、ここだけ別ディスクにしてもよかったかもしれない・・・あーでもそれだとミニアルバムになっちゃうか。

直近シングルの「Light for Knight」「Xenotopia」を収録しなかったのは英断。この2曲入ってたら絶対浮いちゃうからね。

 

くるりの20回転 / くるり

くるりの20回転(初回限定盤)<CD3枚組+デジパック仕様+豪華・特典ブックレット+スリーブケース>

くるりの20回転(初回限定盤)<CD3枚組+デジパック仕様+豪華・特典ブックレット+スリーブケース>

 

くるりのオールタイムベスト。デビュー曲「東京」から最新シングル「琥珀色の街、上海蟹の朝」まで3枚組でたっぷりと収録。

これまでリリースしてきたシングルを時系列順に並べているだけとはいえ、1曲目から順番に聴いていくことでくるりの20年の歩みを知ることができると思う。途中これらは本当に同じバンドによる曲なのだろうか?と疑いたくなるくらい、そのふり幅には驚かされる。

ハウス系ダンスミュージックを突き詰めた「ワールズエンド・スーパーノヴァ」は今聴いても圧巻。名曲。

くるりを知っている人もそうでない人も聴くべきベストアルバム。