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約束のカタコンベ

春一番よりもセンセーション

ドクロゲキ2 後味の悪いサスペンス【CX-horrors】

テレビ/ドラマ CX-horrors

毎度お馴染み、フジテレビのホラードラマシリーズ"CX-horrors"。

9月の始まりに紹介するのは『ドクロゲキ2 後味の悪いサスペンス』(地上波放送日:2012年6月9日)。

 

“トリハダ”の三木康一郎監督作品。
後味の悪いサスペンスをお届けするオムニバスドラマ!救いのない後味の悪い結末の数々、何とも言えない“やるせない”感情に満たされます。

 

全6話のオムニバスドラマ。こちらも『トリハダ』シリーズのように、日常に潜む恐怖や人間の狂気をテーマとしている。サイドストーリーをやりつつオムニバスで進行していく構成も同様である。

"後味の悪いサスペンス"と謳っているだけあって、全話終わり方としてはブラックな方向に収束していくのが見所。その後味の悪さが次第に心地良くなってくる・・・かどうかは分からないが、とにかく不思議な刺激がある。痛気持ち良い的なアレ。

『トリハダ』と同じくBGMでは煽ってこないが、『ドクロゲキ』だからか謎のドクロSE(?)が入ってくるのでゾクゾクさせられる。

 

そんな『ドクロゲキ』の2作目もまた主人公やシチュエーションが豊富で良かった。

第1話「信じる。」は衝撃的で不快感MAXの結末。最初のエピソードに相応しい。

第2話「知る。」は割とタブーなネタをやったなと思った。電源コードだけチラッと映っていたが、まあ小学生にはまだ早いだろう。「肩こりが酷いので…」って言い訳どこかで使いたい。

第3話「変わる。」のブラック展開も好き。友情って一体何なんなのかと考えさせられるよ!

第4話「さぐる。」が一番面白かった。なかなかこういう場で正論をぶつけることができるってのは肝が据わっていると思う。一部始終を見ていた近くの席の人たちもきっと後味が悪い。

第5話「隠す。」はデリケートな話題かと思いきやそっちかよ!的な結末。

第6話「触れる。」は夫の"性癖"に触れる話だった。男ってなんて愚かなんだ。女も怖い。

 

サイドストーリーはある母子家庭の親子のお話・・・だが、ほぼ母親が息子に語りかける流れで進行する。ラスト、ベランダから飛び降り変わり果てた姿となった母親を息子がニヤけた顔で見下ろすカットが結構怖い。脚立に上がっていたのはまさに母親のその姿を視認するためだったと思うと後味が悪い。息子の頬に痣があったこと、そして住民達の証言から虐待を受けていたことが窺えるが、これでお互いが望む通りの結末になったのだとしてもいたたまれない。

ちなみに、このサイドストーリーで母親役を演じたのは声優の戸松遥さんである。アップの無機質な表情や淡々と語っていく演技はそれっぽくて流石である。ハルカスファンも必見。

 

fod.fujitv.co.jp