約束のカタコンベ

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50回目のファースト・キス 感想「永遠に続くキス」

今日は『50回目のファースト・キス』という映画を観た。2004年公開。

水族館で働く主人公のヘンリーがカフェで出会った女性ルーシーに一目惚れするが、彼女は自動車事故の後遺症による短期記憶障害でたった一日しか記憶を保つことができず・・・というお話。

 

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この映画、本当に好きでこれまでも何回か観てきたのだが、やはり傑作だと思う。観る度に幸せな気持ちにさせてくれる。

ラブストーリーは往々にして男女の恋愛が成就するまでが描かれるが、この物語の場合はその向こう側に焦点が当てられている気がする。どんなに互いがイイ感じになっても、一日経ったら全てリセットされてしまう様は観ていて切ない。そんな中でもルーシーという大切な人のために全身全霊を捧ぐヘンリーの姿に心打たれる。

 

ルーシーの知らない出来事である事故のことや二人の出会いの経緯を思い出させるために、ビデオを作って見せるシーンは特にニクい。ここで毎回目頭が熱くなってしまう。ビデオカメラで撮ってビデオテープにするってところでそこはかとなく温かみを感じる。

登場人物が割とオモシロキャラクターばかりなのもラブコメディらしくて楽しい。片目をアレしたヘンリーの友人、水族館のカマっぽい同僚、毎回夢○してしまうルーシーの弟・ダグなど、ユニークな人達が多く笑えるシーンも多い。

 

二人の思い出を繋ぐ曲として劇中で何度も流れるThe Beach Boysの「Wouldn't It Be Nice」も、作品を彩るに相応しい不朽の名曲である。終盤、ヘンリーが泣きながらこの曲を熱唱してあることに気付くシーンがまた良い。

 

アダム・サンドラードリュー・バリモアもなんて素敵な演技をするのだろう。

原題は『50 FIRST DATES』だが、『50回目のファースト・キス』という邦題も結構好きだ。

これぞ笑って泣ける、至高の恋愛映画である。