約束のカタコンベ

生活の記録

人間なんてラララのラ~死神と優しい気持ちと堀内さん~

昨夜は下北沢「小」劇場にて東京アンテナコンテナの舞台『人間なんてラララのラ』を観劇してきました。

 

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久しぶりの舞台観劇ではありましたが、役者さんの演技をすぐ近くで堪能できる贅沢な時間だったなと改めて。

会場は全て満席。ちなみに私は最前席でした。ステージとの驚きの距離感。

 

主人公は死のうとしてもなかなか死ねない自殺志願者の二人。彼らを取り巻く人たちと、死の契りを交わしあっちの世界へ連れて行こうとする死神達(二大勢力)によってそれぞれの運命が動き出していくお話。

全体を通してコメディ色が強く笑いどころ満載でありながらも、時折ヒリヒリとした死生観を漂わせる場面もあり、生きることの大切さを考えさせられたストーリーだった。終盤は目頭が熱くなったのを覚えている。

 

そういえば途中、白死神W1役のイジリー岡田さんがアドリブで暴走し始めるくだりがあって面白かった。唐突に最近話題の某都知事ネタをブッ込んできたり、一回舞台袖にはけてからまた台本通り演技をやり直したりと、まさにハイテンションイジリーという感じ。主人公・池内龍也役の下平ヒロシさんとの掛け合いにも笑いました。

 

そして、新人看護師の堀内明日香を演じた相沢舞さん!一途で健気だけどどこか儚げな、そんな素敵な役どころだったと思う。

生の演技を目の前で観て、アニメ作品で声を聴くときとはまた違った感覚というか、舞台役者としての相沢さんの魅力を感じることができたので良かった。手紙を朗読する場面では聴き入ってしまった。

とにかく、ナース姿からパジャマ姿まで癒されました。何という癒しキャラ・・・とうつつをぬかしていたら、最後のキレッキレのツッコミで圧倒されましたね。もうビシ!バシ!ですよ。堀内さん最高。

 

面白いことをやりつつも、温かく物語を締めくくる舞台で素晴らしかったです。

東京アンテナコンテナの次の公演も観に行きたいな。

 

余談ですが、開演前にガンガンMr.Childrenの曲を流していたので、これはもしや『人間なんてラララのラ』という題名にかけてあの曲が・・・と勝手に期待していたところ、本編BGMとして聴けました、「ラララ」。個人的に好きな曲なので嬉しかったです。

 

2016/5/23追記

相沢さんのTwitterより。

 

 

 

ナース姿からパジャマ姿まで癒されました(念押し)。