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約束のカタコンベ

春一番よりもセンセーション

乙女新党 3rdワンマンライブ 卒業 そして始まりのうた

ライブレポート 音楽

2014年7月5日。
六本木シアターにて開催された『乙女新党 3rdワンマンライブ 卒業 そして始まりのうた』に行ってきた。

この3rdワンマンライブは荒川ちか葵わかなの卒業公演であったが、終始"2軍のほぼ高校生アイドル"らしさ満載で盛り上がった。
"この4人でのライブはこれが最後"であることに名残惜しさを感じつつも、乙女新党第一幕の有終の美を飾る瞬間に立ち会えて本当によかったと思える、そんなライブだった。

徹頭徹尾、「湿っぽくならないで高まっていこうぜ!」というパワーを乙女新党から受け取っていたので、(所々もらい泣きしそうになる場面はありつつも)悲しい気持ちにはならなかった。
湿っぽいものなら2ndワンマンライブで相当味わえたので(参照:1stアルバム初回盤DVD)。

基本的にセットリストは1stアルバム収録順に準拠していて、CDと同様にこれまでの乙女新党の歴史をなぞるかのような構成になっていた。

乙女新党のこれまでの軌跡は、まさに"青春"そのもの。このライブを通しても、彼女らの"成長"を垣間見ることができたのではないだろうか。

ファンにはお馴染みのコントも健在。「10年後の乙女新党」というテーマのコントに思わず笑みがこぼれた。

中盤、卒業する二人に向けて田尻あやめ高橋優里花が手紙を読み上げ、「旅立ちの日に」を歌唱する展開があった。いつものふわふわした感じを見せつつも、"卒業式"を彷彿とさせる一幕だった。

それに応える形で、荒川ちか葵わかなは名曲「secret base ~君がくれたもの~」を披露。
二人が歌いながら涙ぐむ姿に不覚にももらい泣きしそうになったわけだ。

さて、楽しい時間は残酷だがあっという間に過ぎ去ってしまうものである。
ラストは「サクラカウントダウン」でしっとりとした雰囲気に。
4色のサイリウムが会場を包み込みように彩っていた。

各メンバー最後の挨拶はどれもポジティブで、荒川ちか葵わかな恒例の自己紹介はいつにも増してエネルギッシュに見えた。

アンコールでは1stアルバムのラストナンバーでもある「始まりのうた」が披露された。
これまでの想い出を回想するかのように、恍惚として聴き入ってしまった。

その後は、新メンバー発表というサプライズで会場を驚かせた。
タスキ引継ぎの儀式もあり、乙女新党の新たな始まりを思わせてくれた。

最後の最後に、開幕曲でもあった「乙女新党のうた」を全力で歌い上げて乙女新党3rdワンマンライブは終了。
二人の卒業とともに、このライブは大団円を迎えた。

ところで、ライブ終了後に行われた4人の乙女新党最後の特典会(握手会・チェキ会)の話。
19時頃、全てのレギュレーションが終わり、4人が一言ずつ述べて退場する間際に流れていたBGMである「乙女新党のうた」から、突如として始まった"ゲリラライブ"。

僕はここで、乙女新党の真骨頂を見た気がする。
きっとDVDには収録されない、この場にいた人達だけの想い出になったはずだ。
最後の最後に、みんなでがむしゃらに盛り上がることができた。記憶に残る一日になったことは間違いない。

もしかすれば、この3回目の「乙女新党のうた」こそ、本当の意味での第一期乙女新党ラストライブだったのかもしれない。

こうして、全力で駆け抜けた"2軍のアイドル"の第一幕は閉じられた。
ここから、また始まっていくのである。
次なる乙女新党の幕開けが楽しみだ。

 

乙女新党 3rdワンマンライブ ~卒業 そして始まりのうた~ [DVD]

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